10月下旬は、秋の長雨や台風のあとに見つかったカビを「年末年始の休みのうちに」「年度末の閉館・休業の期間に」まとめて片付けたい、というご相談が増えてくる時期です。衣替えで気づいた押入れのカビも、冬の結露シーズン前に手当てしておきたいところです。そこで気になるのが、工事中にカビの胞子がほかの部屋へ広がらないかということ。この記事では、MIST工法®の開発元・本部として、胞子の性質、除カビ工事で一般に行われる養生・区画・負圧の考え方、家具・衣類の移動、住みながら・営業しながら進める工夫、そして施工後の清掃と検査までを、文部科学省や米国環境保護庁(EPA)の資料をもとに整理します。
この記事の要点
- カビの胞子はとても小さく、空気の流れに沿って移動します。カビが生えた場所に風を送ったり、カビの付いた物を動かしたりすると、かえって胞子を散らすことがあります(文部科学省「カビ対策マニュアル」)。
- 除カビ工事の養生は「作業しない物を覆って守る」こと、区画は「作業範囲を仕切って空気を分ける」こと。負圧は区画の空気を外へ出して周りへ漏れにくくする方法の一つです。
- どこまで仕切るかは、カビの範囲・量・素材・建物の使われ方で変わります。EPAの指針でも、面積は目安で、最終的には専門家の判断によるとされています。
- 住まい手・施設の方には、カビの付いていない物を外へ出す、カビの付いた物は動かす前に相談する、作業中は区画に入らない、の3つをお願いしています。
- 施工後は、清掃・廃材の密閉・確認の検査で「終わった」を確かめ、水分の原因への対策とセットで考えます。
結論|除カビ工事の養生と区画は「カビとカビの付いたほこりを、作業場所の外へ出さない」ための準備
除カビ工事は、前後で胞子やカビの付いたほこりをほかの場所へ広げないことまで含めて考える必要があります。胞子は目に見えないまま空気に乗って移動するためです。
そのために一般に行われるのが、養生・区画・負圧と、作業後の清掃と確認です。どこまで行うかは、カビの範囲・量・素材・建物の使われ方によって変わります。
住まい手や施設の方にとって大切なのは、工事の前に「どこを、どう仕切り、何を準備すればよいか」を業者と確認しておくことです。年末年始や年度末の休みに合わせたい方は、10月下旬のいまから段取りを始めると余裕を持って進められます。
カビの胞子はなぜ広がる?公的資料で確認できる性質
文部科学省の「カビ対策マニュアル」は博物館などの資料を守るためのものですが、住まいや建物にも通じる考え方がまとめられています。工事中の胞子の広がりに関係するポイントを整理したのが表1です。
| 資料に書かれていること | 工事で気をつけたいこと |
|---|---|
| 微生物は微小なため、空気の流れに沿って移動する | 空気の行き来を止めるように、作業範囲を仕切る |
| カビが発生している場所で送風するだけでは、かえって胞子を散らしてしまう | 扇風機やサーキュレーターを区画に向けない |
| 胞子が結実した状態では、持ち運ぶことで被害が拡大することが多い | カビの付いた物は、動かし方から考える |
| 相対湿度90%以上の空間では胞子の飛散は起こりにくいが、通常の環境では胞子等が空中に飛散する | 乾燥させる工程では、飛散しやすくなることも想定する |
| カビの増殖初期は、肉眼では全く観察できない | 見えている範囲だけで工事範囲を決めない |
とくに覚えておきたいのは、「乾かす」「片付ける」「風を通す」といった行動が、胞子を散らすきっかけにもなるという点です。同じマニュアルでは、除湿を進めるとカビが払いやすくなる一方、乾燥した胞子が飛散しやすい状態にもなるため、周辺を積極的に除湿する場合は区画化と空気の清浄化をあわせて計画する必要がある、とされています。
米国環境保護庁(EPA)の除カビ指針でも、カビを舞い上げやすい行為として、カビの生えた石膏ボードなどを壊すこと、壁の中のカビを調べたり取り除いたりするために壁を開けること、壁紙をはがすこと、扇風機で物を乾かすことが挙げられています。ご自身で掃除をするときの注意はカビを掃除機で吸ってもいい?でも紹介しています。
カビによる体調への影響には個人差があります。咳や鼻炎などの症状が気になる場合は、住まいの対策とは別に、医療機関にご相談ください。
除カビ工事の養生・区画・負圧とは|それぞれの意味と役割
「養生」「区画」「負圧」は役割がそれぞれ違います。
| 言葉 | 意味 | 主な目的 | 一般に行われる方法の例 |
|---|---|---|---|
| 養生 | 作業しない物の表面を覆って守ること | 床・家具・設備を汚れ・薬剤・ほこりから守る | 床や動かせない家具をシートで覆う、テープで固定する |
| 区画 | 作業範囲を仕切り、ほかの空間と分けること | 胞子やほこりがほかの部屋へ移るのを抑える | シートで囲う、出入口に重ねたフラップを付ける、換気口やすき間をふさぐ |
| 負圧(陰圧) | 区画の中の気圧を周りより低く保つこと | 汚れた空気が区画の外へ流れ出にくくする | フィルター付きの排気機で区画内の空気を屋外へ出す |
| 清掃・確認 | 作業後に区画内を片付け、状態を確かめること | 残ったほこりを持ち出さない。終わったことを確かめる | フィルター付き掃除機での清掃、廃材の密閉、検査 |
図1は、公的資料の考え方をもとにした一般的な区画のイメージです。EPAの指針では、区画の目的をカビが空気中や周りへ放出されるのを抑え、作業者や建物を利用する人がカビにさらされるのを最小限にすることとし、カビやカビの付いた廃材を汚染された場所の外へ広げないようにすべきだとしています。
同じ指針では、区画の中を負圧に保ち、汚れた空気が隣の空間へ流れないようにすること(うまくいっていればシートが内側へふくらむ)が示されています。また、空調の吹出口や換気口、ドア、配管などが通るすき間をシートでふさぐこと、区画から持ち出す物は表面をきれいにしてから出すことも挙げられています。
図1と表2は、公的資料に書かれている一般的な方法の例です。当社の施工で、どの範囲をどう仕切り、どんな養生や設備を使うかは、現場ごとに現地調査のうえでご説明します。
区画の規模はどう決める?範囲・カビの量・建物の使われ方
区画をどこまで大がかりにするかは、主にカビの範囲、カビの量(密度)、素材、建物の使われ方で考えます。参考として、EPAの指針に示されている区画の例を表3にまとめました。
| 区分 | 目安となる範囲 | 示されている内容 |
|---|---|---|
| 限定的な区画 | カビの範囲が10〜100平方フィート(約0.9〜9.3㎡) | 難燃性のポリエチレンシート(6ミル=約0.15mm)1枚で囲う。出入口は切れ目と外側のフラップ。換気口・ドアなどをふさぎ、負圧を保つ |
| 全面的な区画 | 100平方フィート(約9.3㎡)を超える場合など | シートを二重にし、出入りのための除染室(エアロック)を設ける。負圧を保つ |
| 判断の考え方 | 面積はあくまで目安 | 小さな範囲でもカビが密集していれば、広い範囲の薄いカビより多くの胞子を出すことがある。区画の選び方は専門家の判断による |
ここで大切なのは、EPA自身が面積は目安であり、最終的には専門家の判断によるとしている点です。また、表3は米国の学校・商業ビル向けの指針で、日本の住まいや施設にそのまま当てはめる基準ではありません。「こういう考え方で規模を決めるのか」という参考としてご覧ください。
建物の使われ方も大きな要素です。住まいなら生活を続ける部屋との位置関係、店舗・施設なら利用者の動線や営業時間、空調の系統などを確かめて、仕切る範囲と作業の順番を決めます。ホテルや飲食店など、止めにくい施設での進め方はホテル・旅館・民泊の客室カビや飲食店の厨房・客席のカビでも紹介しています。
施工前にプロが行うこと|調査・検査・計画・打ち合わせ
養生や区画の計画は、現地調査から始まります。EPAの指針でも、除カビの計画を立てる前に、水や湿気の原因を特定すること、建物を利用する人とコミュニケーションをとることが重要なステップとして挙げられています。水分の問題を直さないまま除カビをしても、カビの問題が再び起こることがあるためです。
当社のMIST工法®の流れでは、施工の前に次のようなことを行います。
- カビの被害状況の確認:ご相談の場所とその周辺を見て、建材の種類や内部の構造、範囲を確かめ、採寸します。
- 含水率の測定:含水率計で素材の内部の水分を調べ、カビが広がっている可能性のある範囲を予測します。
- カビ菌検査:必要に応じて、空気中から落ちてくるカビを調べる落下菌検査(採取は30〜60分程度)や、寒天スタンプで採取して培養し、種類を確定する同定検査を行います。
- 報告と改善のご提案・お見積もり:調査・検査の結果をもとに、作業の範囲や進め方をご提案します。
この段階で、使えなくなる部屋と期間、荷物の移動先、空調や換気扇の扱いを決めておくと、当日の混乱が少なくなります。EPAの指針では、カビに汚染されている、または汚染が疑われる空調設備は運転しないこと、とされています。空調の吹出口のまわりにカビがある場合や、エアコン内部の状態が気になる場合は、打ち合わせでお伝えください。
検査結果の読み方はカビ菌検査の結果を工事に生かすでくわしく解説しています。
家具・衣類・収納物の移動と保護|住まい手に準備してほしいこと
養生や区画の効果を左右するのが、作業範囲に置かれている物の扱いです。物が多いと作業しにくく、物の陰にカビが残りやすくなります。一方で、文部科学省のマニュアルでは、カビが生えた物を動かすことで胞子を飛散させることは避けなければならず、飛散のおそれがある場合は、周りの健全な物を遠ざけたうえで、カビの生えた物の上から容器をかぶせて密閉するほうがよい場合もある、とされています。
| 物の種類 | カビが付いていない場合 | カビが付いている・疑わしい場合 |
|---|---|---|
| 衣類・布団・カーテン | 作業範囲の外の部屋へ移す | 無理に運ばず、袋に入れる・その場で覆うなど扱いを相談。洗濯やクリーニングで対応できるかも確認 |
| 家具(タンス・棚・ソファ) | 動かせる物は区画の外へ。重い物は事前に相談 | 裏側や底にカビがないか確かめてから移動方法を決める。動かせない物はシートで覆う |
| 本・書類・写真 | 箱に入れて別の部屋へ | 持ち運びで広げないよう、袋や箱に入れてから相談 |
| 食品・食器 | 作業範囲から出しておく | 食品の安全の判断は、処分も含めて慎重に |
| ペット・観葉植物・水槽 | 作業中は別の部屋へ。作業日を事前に伝える | 同左。動物の体調が気になる場合は獣医師へ |
同じマニュアルには、厚手のポリエチレン袋を2〜3枚重ねてかぶせると胞子の拡散を防げる一方、中の物が蒸れることもあるとあり、袋に入れたまま長く置かないことも大切です。
衣類や布製品のカビについては衣替えで出した服にカビ?やソファ・カーテン・ラグにカビもあわせてご覧ください。ご自身で作業する場合の服装やマスクの考え方はカビ掃除の服装と道具で紹介しています。
施工中|住みながら・営業しながら進めるための工夫
建物を空けずに、生活や営業を続けながら進めたいというご相談も多くあります。その場合は、次のような工夫を組み合わせます。
- 区画を分けて順番に進める:一度に全部を止めず、部屋やエリアごとに区画して、使えない場所を少しずつずらす
- 動線を分ける:作業者の出入口・廃材の運び出しのルートと、住まい手・お客様の動線が交わらないようにする
- 時間帯と曜日を選ぶ:休業日・長期休みや利用者が少ない時間に作業する
- 空調と換気の扱いを決める:区画の近くの空調や換気扇を、作業中どうするかを事前に決める
- 区画に入らない・風を送らない:作業中は区画に近づかず、扇風機などで区画に風を向けない
MIST工法®は、素材を削ったりこすったりせずにカビを取り除く工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、壁紙の裏の下地や木部など素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビにあわせて、空間に漂うカビの胞子を処理する工程を行い、仕上げに防カビ処理で予防します。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。
浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。
こんなときは、一度ご相談ください
- 部屋全体や押入れ・クローゼットの中一面に、カビが広がっている
- 住みながら・営業しながら工事をしたいが、ほかの部屋への広がりが心配
- 年末年始や年度末の休業・閉館に合わせて、まとめて除カビしたい
- 石膏ボードや壁紙の裏、床下など、見えない場所までカビが入っていそう
- 工事の前後でカビ菌検査を行い、結果を記録として残したい
写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。
費用は、範囲・素材・環境によって大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。目安はサービス内容と料金に掲載しています(例:室内壁面クロス1,500円〜/㎡、ユニットバス全体35,000円、いずれも税別)。店舗・事務所は店舗・事務所のカビ取り、学校や庁舎などは公共施設のカビ取り、実際の事例はカビ取り・カビ対策施工例をご覧ください。当日の進み方はMIST工法®の施工当日はどう進む?で紹介しています。
施工後|清掃・片付け・確認の検査で「終わった」を確かめる
作業後の区画には、カビの付いたほこりや使ったシート・廃材が残っています。持ち出す段階で広げないよう、公的資料には次のような考え方が示されています。
- EPAの指針:HEPAフィルター付きの掃除機は、素材を十分に乾かし、汚染された材料を取り除いたあとの仕上げの清掃や、作業範囲の外に落ちたほこりの清掃にすすめられる。フィルターと中身は、しっかり密閉した袋に入れて処分する
- 文部科学省のマニュアル:清掃は高いところから低いところへ進める。掃除機はHEPAフィルター付きのものにする。拭き取りに使った布などは、厚手のポリエチレン袋を二重にした袋に入れて口をしっかり絞める
そのうえで、「本当に終わったのか」を確かめます。EPAの指針では、除カビが終わったかどうかの判断として、次のような項目が挙げられています。
| 確かめること | 内容 | 住まい手・施設の方ができること |
|---|---|---|
| 水分の原因 | 水や湿気の問題が直っているか | 雨漏り・漏水・結露の対策が進んでいるかを業者と確認 |
| 見た目とにおい | 目に見えるカビ、カビで傷んだ材料、カビ臭が残っていないか | 物を戻す前に、区画だった場所を一緒に見る |
| 検査の結果 | 検査をした場合、カビの種類や量が屋外と同程度になっているか | 施工前と施工後の結果を並べて説明を受ける |
| しばらくしてから | 水濡れや再発のサインがないか | においやしみの変化に気づいたら相談 |
当社のMIST工法®の流れでは、施工後に施工前と同じ場所で同じ検査を行う確認用の検査を用意しており、結果を比べてご確認いただけます。施工報告では作業の様子や気づいた原因をお伝えし、防カビアドバイスとして換気や設備の配置についても助言します。
水分の原因が残っていれば、カビはまた増えやすくなります。雨漏りの修理や断熱の改修そのものは当社の業務外のため、必要に応じて建築の専門家と連携して進めます。再発が気になる方はカビ取りをしたのに再発したもご覧ください。
10月下旬のいまから考えたい、除カビ工事の時期と段取り
区画や養生を伴う除カビ工事は、準備と調整が工程の半分を占めるといっても言いすぎではありません。とくに、年末年始の休業や学校・施設の冬休み、年度末の閉館期間に合わせたい場合は、いまのうちにカビの場所と広さを写真に残して相談し、現地調査で区画の範囲や使えなくなる部屋を決め、物の移動先や家族・従業員・利用者への案内を準備しておくと、休みに合わせた施工と冬の結露シーズンに向けた湿気対策までスムーズにつながります。
関係者との調整に時間がかかるケースの進め方は上階からの漏水で天井・壁がカビたとき、公共施設のカビ対策を発注するときで紹介しています。リフォームの途中でカビが見つかった場合はリフォーム・リノベーションの解体中にカビが見つかったらも参考にしてください。
よくあるご質問
Q. 除カビ工事の「養生」と「区画」は、何が違うのですか?
A. 養生は、床・家具・設備など作業しない物の表面をシートなどで覆って、汚れや薬剤、ほこりから守ることです。区画は、作業する範囲そのものをシートなどで仕切り、ほかの部屋と空気が行き来しないようにすることです。養生は「物を守る」、区画は「空気を分ける」と考えるとわかりやすいでしょう。
Q. 除カビ工事では、必ず負圧(陰圧)にするのですか?
A. 必ずではありません。負圧は、区画の空気をフィルター付きの排気機などで外へ出し、汚れた空気を周りへ流れ出にくくする方法の一つです。米国環境保護庁(EPA)の指針では区画の中を負圧に保つことが示されていますが、実際に必要な区画や設備は、カビの範囲・量、建物の構造や使われ方によって変わります。
Q. 工事中も家に住み続けたり、お店を営業したりできますか?
A. 範囲や建物によっては、作業する部屋を区画し、生活・営業のエリアと動線を分けて進められる場合があります。範囲が広い場合や体調が気になる方がいる場合は、作業日や時間帯、休業日・長期休みの活用を打ち合わせで相談しながら決めます。
Q. カビが生えた家具や衣類は、自分で先に片付けておいたほうがいいですか?
A. カビの付いていない物は、事前に作業範囲の外へ出していただけると助かります。カビが付いた物は、持ち運ぶと胞子が散ることがある(文部科学省のカビ対策マニュアル)ため、無理に運ばず扱い方を先にご相談ください。
Q. 工事のあと、カビが取れたかどうかはどう確かめますか?
A. 目に見えるカビやカビ臭が残っていないかに加え、施工前と施工後に同じ場所で同じカビ菌検査を行い、結果を比べる方法があります。水分の原因への対策が進んでいるかも大切な確認ポイントです。
Q. 工事中、カビの胞子を吸って体調が悪くならないか心配です。
A. 作業中は区画の中へ入らないようにしていただき、窓や空調の使い方は担当者の案内に合わせてください。カビによる体調への影響には個人差があります。症状が気になる場合は、工事とは別に医療機関にご相談ください。ご家族の体調やペットのことは、打ち合わせの際にお知らせください。
まとめ
- カビの胞子は空気の流れに沿って移動する。カビが生えた場所に風を送る、カビの付いた物を動かす、壁紙をはがすといった行為は、胞子を散らすきっかけになる
- 養生は「作業しない物を覆って守る」、区画は「作業範囲を仕切って空気を分ける」、負圧は「区画の空気を外へ出して漏れにくくする」方法の一つ
- 区画の規模は、範囲・カビの量・素材・建物の使われ方で決める。EPAの指針でも面積は目安で、最終的には専門家の判断とされている
- 住まい手・施設の方は、カビの付いていない物を外へ出し、カビの付いた物は動かす前に相談し、作業中は区画に入らない
- 施工後は、清掃・廃材の密閉・施工前後の検査の比較で「終わった」を確かめ、水分の原因への対策を続ける
- 年末年始や年度末の休みに合わせたい場合は、10月下旬のいまから調査と段取りを始めると余裕を持って進められる
カビを広げないためには、作業する側の準備と住まい手・施設の方の協力の両方が欠かせません。気になることは写真を添えてご相談ください。
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住まいの部屋全体や床下、店舗・施設など、広い範囲のカビを「ほかの場所へ広げずに」取り除きたい方は、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承ります。建築・住宅会社の方は建築・住宅会社の方へもご覧ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。
