執筆:MIST工法®カビバスターズ本部(株式会社せら) 本記事の数値は公的機関・学会の公開資料にもとづいています。
施設別シリーズの第13回は理容所・美容所(理容室・美容室・サロン)です。シャンプー台の水、濡れたタオル、閉め切った店内。サロンは小さな空間に湿気の元が集まっています。国の「理容所及び美容所における衛生管理要領」には、湿度・換気・清掃の目安が示されています。
この記事で分かること
- 衛生管理要領で示される作業場の相対湿度40〜70%
- 換気の目安(二酸化炭素5,000ppm以下、1,000ppm以下が望ましい)
- 施設・排水溝は1日1回以上清掃、洗髪器は1日数回清掃
- サロンでカビが出やすい場所
1. 結論:サロンは「湿度40〜70%」「毎日の清掃」「タオルの管理」
- 衛生管理要領では、作業中の作業場は適温・適湿に保持し、相対湿度は40〜70%であることが望ましいとされています。
- 換気は、作業場内の二酸化炭素濃度が5,000ppm以下であること(1,000ppm以下、一酸化炭素10ppm以下が望ましい)とされています。
- 施設と排水溝は1日1回以上清掃し、洗髪器は1日数回洗浄剤を用いて清掃することとされています。
2. 衛生管理要領の主な項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 湿度 | 作業中の作業場は相対湿度40〜70%が望ましい |
| 換気 | 二酸化炭素5,000ppm以下(1,000ppm以下、一酸化炭素10ppm以下が望ましい) |
| 床・腰張り | コンクリート、タイル、リノリウム、板等の不浸透性材料で、清掃が容易な構造 |
| 施設の清掃 | 必要に応じ補修し、1日1回以上清掃 |
| 排水溝 | 毛髪等の流出を防ぎ、1日1回以上清掃 |
| 洗髪器 | 1日数回、洗浄剤を用いて清掃 |
| 器具類 | 消毒済みと未消毒・使用済みを区別して収納ケース等に保管 |
3. サロンでカビが出やすい場所
- シャンプー台の下・排水まわり:水はねと毛髪、配管の結露
- タオルの保管棚・蒸しタオル器のまわり:湿ったタオル、蒸気
- 洗濯機・乾燥機を置いたバックヤード:換気不足
- エアコン:一日中運転し、冷房時の結露水とほこり
- 窓ぎわ・外壁側の壁:冬の結露
使用済みの濡れたタオルをかごに入れたまま一晩置かないこと、バックヤードの換気を止めないことが、カビとにおいの予防になります。
4. よくある質問
Q. 美容室の湿度の目安は?
理容所及び美容所における衛生管理要領では、作業中の作業場の相対湿度は40〜70%が望ましいとされています。
Q. シャンプー台の下がカビ臭いときは?
排水トラップの汚れや、配管からの小さな水漏れ、冷たい給水管の結露が考えられます。排水まわりを清掃し、床や壁の湿りを確認して、改善しない場合は設備業者やカビ専門業者に相談してください。
Q. タオルのカビやにおいを防ぐには?
使用済みタオルは早めに洗って完全に乾かし、清潔なタオルは乾いた棚で使用済みと分けて保管します。洗濯機や乾燥機の置き場は換気を十分に行いましょう。
5. まとめ
- 作業場は相対湿度40〜70%、CO₂は1,000ppm以下が望ましい
- 施設・排水溝は1日1回以上、洗髪器は1日数回清掃
- カビの元はシャンプー台の下・濡れタオル・バックヤード
サロン・店舗のカビのご相談は、法人のお問い合わせまたはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。定休日に合わせた施工もご相談ください。
参考資料(一次情報)
- 厚生労働省「理容所及び美容所における衛生管理要領について」(昭和56年6月1日環指第95号、その後改正) 相対湿度40〜70%が望ましい、二酸化炭素5,000ppm以下(1,000ppm以下・一酸化炭素10ppm以下が望ましい)、床・腰張りの不浸透性材料、施設・排水溝の1日1回以上の清掃、洗髪器の清掃、器具類の区分保管
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