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設計者のためのカビ予防|床下・外壁通気層・小屋裏換気・結露計算で、竣工後のカビを防ぐ設計の考え方

 

更新日:(料金・検査の対象説明を更新。施工日は元の記録を保持)

竣工して1年もたたないうちに、床下の大引や断熱材、小屋裏の野地板、北側の押入れの奥にカビが見つかる。こうした現場を調べると、換気・通気・防湿の設計と施工の中に理由があることが少なくありません。10月中旬は、秋の長雨や台風のあとの湿気で、夏のあいだに増えたカビが見つかりやすい時期です。同時に、これから冬の結露シーズンを迎え、年末・年度末に向けて来春竣工の案件の実施設計や工事の計画が進む時期でもあります。この記事では、MIST工法®の開発元・本部として、建築士・設計事務所の方に向けて、床下・外壁通気層・小屋裏換気・防湿層と結露計算の考え方を、国土技術政策総合研究所(国総研)、住宅金融支援機構、国土交通省の資料をもとに整理し、竣工後にカビが出たときの調査協力も紹介します。

この記事の要点

  • 竣工後のカビを減らす設計の基本は、水と湿気の「入口・たまり場・出口」を図面上で確かめ、点検できる経路を残すこと。
  • 床下は、防湿(厚さ60mm以上のコンクリートまたは厚さ0.1mm以上の防湿フィルムなど)と、外周部の換気口(4m以下ごとに有効面積300cm²以上)が基準の目安。夏型結露にも配慮する。
  • 外壁は通気層(国総研の住宅Q&Aでは厚さ15mm程度)を、入口から出口まで連通させる。シートのたるみや胴縁で経路をふさがない。
  • 小屋裏換気は換気口の位置によって、天井面積に対し1/300・1/250・1/900・1/1,600など必要な割合が変わる。
  • 繊維系断熱材には室内側の防湿層が原則。省略するときは透湿抵抗比などの条件を確かめる。竣工後のカビは、図面を持ち寄って原因を切り分けてから除カビする。

結論|設計 カビ 対策は「入口・たまり場・出口・点検」を図面に描くこと

建物のカビは、水分がある場所で育ちます。設計者がコントロールできるのは、その水分がどこから入り(雨水・地面の湿気・室内の水蒸気・夏の外気)、どこにたまり(床下・壁の中・小屋裏)、どこから抜けるか(換気口・通気層・換気設備)という経路です。竣工後のカビは、この経路が欠けたり、ふさがれたりした場所で起きやすくなります。

そのため、設計段階では、①床下の防湿と換気(または基礎断熱)、②外壁の通気層、③小屋裏の換気(または屋根の通気層)、④断熱層の室内側の防湿層と結露の確認、⑤室内の湿気源の換気計画、⑥床下・小屋裏の点検経路、の6点を部位ごとに確かめておくことが基本です。夏のカビが見つかり、冬の結露の季節を控える今は、進行中の案件の図面を「水の経路」の目で見直すよい機会です。

図1|部位別の設計チェック|水の入口・たまり場・出口を押さえる

カビを防ぐ設計の基本|水分の出どころと、設計で打てる手

国総研の共同研究による「木造住宅外皮の換気・通気計画ガイドライン(案)」では、雨水浸入や結露による木材の水分劣化のリスクを軽減するうえで、外皮内の換気・通気がとても重要であると位置づけています。カビの予防も、同じ考え方で整理できます。

表1|建物の水分の出どころと、設計でできる対応
水分の出どころ たまりやすい場所 設計でできる対応
地面の湿気 床下の木部・断熱材・基礎の内側 防湿コンクリート・防湿フィルム、床下換気口または基礎断熱の仕様
室内の水蒸気(生活・浴室・厨房) 外壁の中、小屋裏、北側の押入れ 室内側の防湿層、気密の連続、換気設備の計画
雨水 開口部まわり、バルコニー、屋根の下地 外壁通気構法、防水の納まり、軒の出
夏の湿った外気 床下、冷房で冷える内装の下地 夏型結露への配慮(床下の防湿・換気、冷房の吹き出し方向)
施工中の雨濡れ 構造材・合板・断熱材 屋根を先行できる工程計画、含水率の確認を仕様書に明記

結露の原理(露点・表面結露・内部結露)については、結露とカビの仕組みで図を使って解説しています。

床下 換気 設計|防湿・換気口・基礎断熱の考え方

床下は、地面からの湿気を受け続ける場所です。住宅金融支援機構の【フラット35】技術基準(耐久性基準)と、住宅性能表示制度の評価方法基準(劣化対策等級3)には、床下の防湿と換気について次のような仕様が示されています。

表2|床下の防湿・換気の主な仕様(フラット35技術基準・評価方法基準より整理)
項目 床断熱(床下換気)の場合 基礎断熱の場合
防湿 厚さ60mm以上のコンクリート、または厚さ0.1mm以上の防湿フィルムなど 厚さ100mm以上のコンクリート、または厚さ0.1mm以上の防湿フィルム(重ね幅300mm以上、厚さ50mm以上のコンクリートまたは乾燥した砂で押さえる)など
換気 外周部の基礎に、4m以下ごとに有効換気面積300cm²以上の換気口。ねこ土台の場合は全周にわたり1m当たり有効面積75cm²以上 床下換気口によらない(基礎の断熱材に地域の区分に応じた熱抵抗が必要)
基礎の高さ 地面から基礎上端(または土台下端)まで400mm以上 同左

一方、カビの相談を受ける現場では、換気口の数は足りていても、空気が動かない場所がよく見つかります。立ち上がりで区切られた一角や、浴室・玄関土間の周囲などです。換気口を偏らせず、人通口で床下全体をつなげておくと点検もしやすくなります。

もう一つ気をつけたいのが夏です。国総研の「省エネと結露」の解説では、夏型結露として、エアコンの冷房時などに水分を大量に含んだ屋外空気が温度の低い床下で水滴になる現象が紹介されています。梅雨から夏に床下の木部や断熱材にカビが出る場合は、この現象も疑います。床下のカビの調べ方は、床下・基礎まわりのカビや新築の床下カビが見つかったときでも紹介しています。

適用条件(地域の区分、基礎断熱の熱抵抗など)は最新の基準の原文でご確認ください。数値は資料の紹介で、個別の設計の適否を判断するものではありません。

通気層 カビ|外壁通気層は「入口・経路・出口」を連通させる

国総研の住宅Q&A「木造住宅を建てる前に確認しておきたい7つのポイント」では、外壁内の耐久性を確保するために、厚さ15mm程度の空間となる通気層が必要とされ、その役割として、浸入した雨水を屋外へ排出すること、壁内の水蒸気を屋外へ排出すること、夏期の外壁の熱を屋外へ排出すること、の3つが挙げられています。通気構法のうち縦胴縁の仕様は、通気が流れやすく浸入雨水も滞留しにくいとされています。

表3|換気・通気経路の寸法の例(国総研 換気・通気計画ガイドライン(案)より整理)
部位 開口寸法の例 設置場所
外壁通気層の入口 10〜15mm 土台水切り部、オーバーハング部、下屋の雨押え部
外壁通気層 15〜21mm 構造体と外壁材の間
横胴縁の通気間隔 1.82mにつき30mm程度 横胴縁の継ぎ目
開口部周辺 30mm程度 通気層と開口部まわりの下地の隙間
屋根通気層 30mm以上 屋根断熱層の外側と下葺材の間

同ガイドラインは、これらの寸法は法律等で定められたものではないとしたうえで、入口と出口が明確で、経路が閉塞されず、空気が滞留せずに入れ替わるよう設計・施工することが重要だとしています。また国総研の住宅Q&Aでは、透湿防水シートのたるみや捲れによって通気量が著しく減少する事例が多いことも指摘されています。

設計図では、通気層の入口(土台水切り)と出口を断面詳細に描き、サッシまわり、バルコニーの手すり壁、下屋の取り合いなど、通気が途切れやすい部分の納まりを明示しておくことが大切です。

小屋裏換気|天井面積に対する換気口の割合と、屋根断熱の通気層

小屋裏換気の役割について、国総研のガイドライン(案)では、屋根面からの漏水で野地面や小屋組が湿った場合や、室内から天井を通して入る湿気で小屋裏に結露が起こるような場合に、湿気を速やかに外気へ放出し、小屋裏の乾燥状態を保つことだと説明されています。フラット35の技術基準や評価方法基準(劣化対策等級3)では、独立した小屋裏ごとに2か所以上の換気口を設け、換気口の位置に応じて天井面積に対する有効面積の割合を満たすこととされています。

表4|小屋裏換気の方式と、天井面積に対する換気口の有効面積の割合
換気の方式 換気口の有効面積(天井面積に対する割合)
小屋裏の壁(妻壁)に換気口(吸排気両用) 1/300以上
軒裏に換気口(吸排気両用) 1/250以上
軒裏などに給気口+妻壁に排気口(垂直距離90cm以上離す) 給気口・排気口それぞれ1/900以上
軒裏などに給気口+小屋裏頂部(棟・排気塔など)に排気口 給気口1/900以上、排気口1/1,600以上

ガイドライン(案)では、必要な換気孔面積は最低の基準であり、乾燥を促すためにはできる限り多くの換気孔面積を設けることが望ましいとしています。また、小屋裏換気孔の最小限の基準で棟換気などを設けると換気部材が一部に集中する場合があるため、小屋裏の界壁などで独立した空間ができていないかを計画段階で検討する必要があるとしています。屋根断熱の場合は、小屋裏換気の代わりに、断熱層の外側に30mm以上の通気層を設け、入口と出口を連通させることが示されています。

結露計算|防湿層・透湿抵抗比・通気層の基準をどう読むか

壁や屋根の中の結露(内部結露)を防ぐ仕組みについて、国総研の解説では、防湿層は室内で発生した水蒸気の壁内への流入量を抑え、通気層は壁内に流入した湿気や雨水を排出すると説明されています。フラット35の省エネルギー性技術基準(断熱等性能等級4・5)や評価方法基準では、この考え方が「結露の発生を防止する対策」として定められています。

  • グラスウール・ロックウール・セルローズファイバーなどの繊維系断熱材等を使う場合は、外気等に接する部分に防湿層を設ける
  • コンクリート躯体や土塗り壁の外側に断熱層がある場合、床断熱で断熱材の下側が床下に露出する場合、8地域の場合、透湿抵抗比が基準以上の場合などは、防湿層を省略できる
  • 屋根・外壁を断熱構造とする場合は、断熱層の外気側に通気層を設ける(繊維系断熱材等の場合は防風層もあわせて設ける)。防湿層の性能などの条件により省略できる場合がある
表5|防湿層を省略できる透湿抵抗比の基準値(断熱層が単一の材料で均質に施工される場合)
地域の区分 外壁 屋根または天井
1・2・3地域 5以上 6以上
4地域 3以上 4以上
5・6・7地域 2以上 3以上

透湿抵抗比は、断熱層の外気側表面より室内側にある材料の透湿抵抗の合計を、外気側にある材料の透湿抵抗の合計で割った値です。室内側で湿気を止め、外気側へは抜けやすくする、という内部結露対策の基本を数値で確かめる考え方といえます。評価方法基準には、これらと同等以上の結露防止に有効な措置が確かめられた場合のただし書きもあり、鉄筋コンクリート造の構造熱橋部については、建設地の気象データを用いた計算で結露が発生しないことを確かめる方法が示されています。計算の方法や必要な資料は、審査機関・評価機関にご確認ください。

夏の結露にも目を向けておきます。国土交通省住宅局が編集協力した「省エネ性能に優れた断熱性の高い住宅の設計ガイド」(令和7年3月)では、夏の蒸し暑い日中に、室外からの水蒸気の侵入によって冷房で冷やされた内装下地に結露が発生するおそれがあるとし、冷房設定温度を低くしすぎないよう居住者に伝える、冷気が直接躯体に当たらない吹き出し方向にする、といった対策が挙げられています。

施工中の雨濡れと竣工前の確認|設計図書に書いておきたいこと

換気・通気を整えても、濡れた材を壁や床の中に閉じ込めてしまえば、竣工後のカビにつながります。国土交通省官庁営繕部の「事例調査を踏まえた木造官庁施設の施工管理・工事監理に関する留意事項集」では、可能な限り雨に濡らさないため、屋根が先行できる工程計画とすること、材料を一定期間集積する場合には養生シートをこまめに外すなど、カビ発生防止の対応が必要であることが示されています。

図2|設計から竣工・維持管理までのカビ予防の流れ

設計図書・特記仕様書には、構造材の含水率の基準と確認の方法、雨濡れ時の報告と乾燥・再測定の手順、断熱・内装で閉じる前の確認(写真記録を含む)を書いておくと、監理の場面で判断がぶれにくくなります。現場での確認と除カビは、建築中の雨で濡れた構造材・合板のカビでまとめています。

引渡しでは、24時間換気の使い方や換気口をふさがないことを住まい手に伝え、床下・小屋裏の点検時期を維持管理の計画に入れておきます。1年のどの時期にどこを点検すればよいかは、月別カビ点検カレンダーが参考になります。

竣工後にカビが出たら|設計者として調査に協力するポイント

竣工後のカビは、設計・施工・住まい方・漏水などが重なっていることも多く、最初に「どこで、いつから、どのくらいの範囲か」を事実として共有することが、関係者の話し合いを落ち着いて進めるための出発点になります。

図3|竣工後のカビ|よくある原因と、設計でできる対応
表6|調査のときに設計者から共有していただくと役立つ資料
資料 わかること
断面詳細図・矩計図 断熱・防湿層・通気層の位置、通気の入口と出口
床下・小屋裏の換気計画(換気口の位置・面積) 空気が動きにくい場所の見当
換気設備の計画(給気・排気の位置) 室内の湿気の流れ、浴室・厨房の排気
特記仕様書(断熱材・防湿材・含水率の基準) 材料の性質と、施工時の確認の有無
工事写真・工程表 雨濡れや閉じる前の状態の記録

当社は、現地調査で範囲と状態を確かめ、必要に応じてカビ菌検査を行います。落下菌検査は一定時間に培地へ落ちた菌を調べる採取方法です。同定分析は採取した検体の菌の種類を調べる工程で、判別できる範囲は検体と分析方法によって異なります。検査の使い分けはカビ菌検査という選択肢でも紹介しています。原因の特定や設計の見直し、雨漏り修理・断熱改修・構造の判断は当社の業務外のため、設計者・施工者・各専門家と連携して進めます。

MIST工法®は、素材を削ったりこすったりせずにカビを取り除く工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとには防カビ処理を行い、カビが増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。構造材・合板・断熱材・内装など、素材ごとの考え方は素材別のカビ取りの考え方をご覧ください。

浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。

こんなときは、一度ご相談ください

  • 竣工後1〜2年の建物で、床下や小屋裏の木部・断熱材にカビが見つかった
  • 外壁側の壁や北側の押入れで、同じ場所にカビが繰り返し出ている
  • 施主さま・管理者からカビの相談を受け、範囲と状態を第三者の目で確かめたい
  • 改修設計の前に、既存建物のカビを処理しておきたい
  • 複数棟・共同住宅・施設など、建物規模で調査と除カビを相談したい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

設計事務所・工務店との協業|全国の案件で本部が窓口になります

当社は、MIST工法®の開発元として、建築・設計の方からのご相談を承っています。建築・住宅会社の方へのページで協業の考え方を紹介しています。協業の全体像は建築・住宅会社との協業、住まい手向けの説明は新築なのにカビが出たもあわせてご覧ください。

ご相談は本部で承り、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して現地に伺います。費用は部位・範囲・素材・状況で大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。部位ごとの目安はサービス内容と料金に、施工の事例はカビ取り・カビ対策施工例に掲載しています。建物の種類別には木造住宅・店舗・事務所・公共施設のページもご覧ください。

よくあるご質問

Q. 床下換気口の基準を満たしていれば、床下にカビは出ませんか?

A. 基準を満たすことは大切な前提ですが、それだけでカビが出ないとは言い切れません。国総研の資料では、夏に湿った外気が温度の低い床下で水滴になる「夏型結露」が紹介されています。換気口のふさがりや漏水が重なることもあるため、点検口と点検の経路を確保しておくことをおすすめします。

Q. 外壁通気層の厚さは何mmにすればよいですか?

A. 国総研の住宅Q&Aでは、厚さ15mm程度の空間となる通気層が紹介されています。国総研の換気・通気計画ガイドライン(案)では、施工例や業界規格などをまとめた寸法として通気層15〜21mm、入口10〜15mmが示されています。採用する外装材の施工基準や仕様書とあわせてご確認ください。

Q. 屋根断熱にした場合、小屋裏換気は要りませんか?

A. 国総研の換気・通気計画ガイドライン(案)では、小屋裏を室内として利用するため屋根面に断熱を施す場合、小屋裏換気措置は不要となるが、断熱層の外側に通気層を設ける、としています。同資料では屋根通気層の厚さを30mm以上とし、入口と出口を明確にして経路に滞りがないよう連通させることが示されています。

Q. 結露計算はどの段階で、何を確かめればよいですか?

A. 実施設計で断熱・防湿・通気の仕様を決める段階で確かめるのが基本です。評価方法基準やフラット35の技術基準にある防湿層・通気層の仕様と、その省略条件(透湿抵抗比など)に照らして確かめます。鉄筋コンクリート造の構造熱橋部などは計算で確かめる方法も示されています。詳細は審査機関・評価機関にご確認ください。

Q. 竣工後にカビのクレームが来たら、設計者は何をすればよいですか?

A. まず、カビの場所・範囲・時期を施工者・住まい手と共有し、断熱・防湿・換気・通気の仕様がわかる設計図書を用意して、原因の手がかりを整理します。雨漏りや漏水の疑いがあれば、その確認と修理が先です。当社は、現地調査とカビ菌検査で範囲と状態を確かめ、MIST工法®で素材を削らずに除カビし、防カビ処理を行います。責任や費用の扱いは契約や状況によって異なるため、必要に応じて専門家にご確認ください。

Q. 設計事務所からの相談にも対応していますか?全国対応ですか?

A. はい、建築士・設計事務所の方からのご相談も承っています。本部で承り、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して対応します。費用は部位・範囲・素材・状況で大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。法人さまは法人・業者様のお問い合わせからご連絡ください。

まとめ

  • 竣工後のカビを減らす設計の基本は、水と湿気の入口・たまり場・出口を図面で確かめ、床下・小屋裏に点検経路を残すこと
  • 床下は防湿(コンクリート60mm以上または防湿フィルム0.1mm以上など)と、外周部4m以下ごとに300cm²以上の換気口、または基礎断熱の仕様。夏型結露にも配慮する
  • 外壁通気層は厚さ15mm程度(国総研の住宅Q&A)を目安に、入口から出口まで連通させる。シートのたるみや納まりで経路をふさがない
  • 小屋裏換気は方式により天井面積の1/300・1/250・1/900・1/1,600など。屋根断熱では断熱層の外側に30mm以上の通気層
  • 繊維系断熱材等は室内側に防湿層。省略は透湿抵抗比などの条件による。夏の冷房による内装下地の結露にも目を向ける
  • 竣工後にカビが出たら、図面と記録を持ち寄って原因を切り分け、MIST工法®で素材を削らずに除カビ・防カビ

冬の結露の季節を控えた10月は、進行中の案件を見直し、年度末に向けた工事の段取りを整えるのによい時期です。竣工後のカビの調査や改修前の除カビで判断に迷う案件があれば、図面や写真を添えてお気軽にご相談ください。

参考にした情報

竣工後のカビの調査、改修前の既存建物の除カビなど、建築士・設計事務所の方からのご相談は、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承ります。協業については建築・住宅会社の方へもご覧ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。

検査は空気・表面の採取方法と菌の種類を調べる同定分析を分けて選びます。施工前後を比べる場合は採取・培養条件をそろえます。落下菌の結果をそのままCFU/m³へ換算することはできず、結果だけで水分の原因、健康への影響、将来の再発の有無は判断できません。検査結果の読み方

設計と点検の参考:新築屋根裏の結露対応

名古屋市の新築住宅で、引渡し後にハウスメーカーから依頼を受け、屋根裏結露に伴うカビ対策を行った施工記録です。

名古屋市の屋根裏カビ対策事例の木材写真
施工担当:カビバスターズ 世良。作業日:2017年12月12日。掲載工期:2日。 掲載元:せらの施工記録。

この写真だけで設計上の原因や施工不良は判定できません。設計図・換気の仕組み・水濡れの経過と、現地で確認できた状態を照合する際の参考事例としてご覧ください。

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