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新築・リフォーム直後の室内のカビ|クロス・床の施工後に出るカビと、引渡し前に工務店が確かめること

「引渡し前の社内検査で、北側の部屋のクロスに黒い点が出ていた」「リフォームで張り替えたばかりの壁紙の継目から、2か月でカビが出てきた」「クッションフロアの端が浮いて、めくると裏が黒かった」。本部にはこうしたご相談が届きます。10月下旬は、秋の長雨や台風のあとで工事中の建物に湿気が残りやすく、年末の引渡しに向けて仕上げを急ぎたくなる時期です。この記事では、新築・リフォーム直後の室内(クロス・床)に出るカビについて、原因の切り分け、引渡し前に工務店が確かめたいこと、見つけたときの対応と施主への説明、除カビ→防カビ→張り替えの順番を、MIST工法®の開発元・本部の立場からまとめます。

この記事の要点

  • 施工直後のカビは、表面ではなくクロスの裏・石膏ボード・床下地合板から始まっていることがある。拭く前に記録する。
  • 原因の候補は下地の水分・工事中の雨濡れ・閉め切り・結露・漏水。1つとは限らず、重なることが多い。
  • 国土交通省の公共建築工事標準仕様書では、壁紙張りの素地ごしらえの最初の工程を「素地を十分に乾燥させる」とし、ビニル床シートのコンクリート下地は施工後28日以上放置し乾燥したものとしている。
  • 対処は原因を止める → 乾燥を確かめる → 除カビ → 防カビ → 張り替えの順番。張り替えだけでは戻りやすい。
  • 施主への説明は事実と推測を分け、責任や費用負担はその場で断定しない。契約と原因をふまえて専門家に確認する。

結論|施工後の室内のカビは「下地の水分」を疑い、引渡し前の点検と記録で防ぐ

新築やリフォームの直後に室内のクロスや床にカビが出ると、「新しい材料なのになぜ」と驚かれます。しかし、仕上げ材が新しくても、その裏側の下地(石膏ボード・合板・木部・コンクリート)に水分が残っていれば、閉じた空間の中でカビが育つ条件はそろいます。工事中の雨濡れ、乾ききらない下地、工事後の閉め切り、外壁側の壁の冷えによる結露などが重なると、仕上げの数週間から数か月後に表に現れることがあります。

工務店・リフォーム会社としての基本は、工事中に下地の乾燥を確かめて記録する → 引渡し前に出やすい場所を点検する → 見つけたら拭く前に記録する → 原因を止めて乾かす → 除カビと防カビを行ってから張り替える → 施主に報告するという流れです。

10月下旬は、秋の長雨や台風のあとで、工事中の建物に湿気がこもりやすい時期です。これから冬にかけては、外壁側の壁や窓まわりが冷えて結露が起きやすい季節に向かいます。年末の引渡しに向けた段取りを組むこの時期に、仕上げ前の乾燥確認と引渡し前の点検を社内の手順に入れておくと安心です。

新築 クロス カビ・リフォーム後 カビが出やすい場所|外壁側の隅、クロスの裏、床下地

施工直後の室内のカビは、どこにでも出るわけではありません。空気が動きにくい場所、冷えやすい場所、水分が残りやすい場所に集まります。まずは出やすい場所を知り、引渡し前の点検で重点的に見るようにします。

図1|新築・リフォーム直後の室内で、カビが出やすい場所(断面イメージ)

特に注意したいのが、北側の部屋の外壁側の入隅と、工事中から扉を閉めたままの収納・クローゼットです。閉め切られた空間は湿気が抜けにくく、外壁側の壁は冷えやすいためです。床では、フローリングの目地の黒ずみや、クッションフロアの浮き・端のめくれが手がかりになります。

入居後に住まい手が気づくカビ全般については、施主側の視点から新築なのにカビが出たで紹介しています。この記事では、工務店・リフォーム会社が引渡し前後に室内の仕上げ面のカビにどう対応するかに絞ります。

施工後 カビ 室内の原因|下地の水分・雨濡れ・閉め切り・結露・漏水の切り分け

原因はひとつに決めつけず、カビの出方(場所・広がり方・見つかった時期)と工程表・天候の記録から仮説を立て、測定で確かめます。

表1|新築・リフォーム直後に室内のカビが出る主な原因と、確かめること
原因 起きやすい状況 出方の特徴 確かめること
工事中の雨濡れ 屋根・外壁・サッシがふさがる前に雨が吹き込んだ 特定の部屋や窓側、床下地合板やボードの下端から 工程表と当時の天候、下地の含水率、シミの跡
下地の水分 左官・コンクリート・パテなど水を使う工程のあと、乾燥期間が短かった 壁一面にうっすら、継目や下地の境目に沿って 工程の間隔、仕上げ前の乾燥確認の記録
工事後の閉め切り 引渡しまで窓や扉を閉め、換気設備も止まっていた 収納の中、部屋の隅、空気の動かない場所 閉め切りの期間、換気設備の運転状況、室内の温湿度
結露 外壁側の壁や窓まわりが冷える時期、断熱の欠けや隙間 外壁側の入隅、窓の下、家具の裏 季節による変化、壁の表面温度、断熱材の状態
漏水・雨水の回り込み 配管の接続部、サッシまわり、上階の水まわり 局所的に濃い、シミと一緒に出る 配管・サッシまわりの濡れ跡、天井裏の状態

工事中の雨濡れと下地の水分

上棟から屋根・外壁・サッシがふさがるまでのあいだに雨に当たった床下地合板や間柱、石膏ボードが、十分に乾かないまま仕上げると、クロスや床材で表面がふさがれ、水分の逃げ場がなくなります。構造材の雨濡れそのものへの対応は、建築中の雨で濡れた構造材・合板のカビで詳しく解説しています。

リフォームでは、解体時に見つかったカビや、以前の漏水で湿った下地をそのままにしてクロスを張ることが原因になる場合があります。解体中に見つかった場合の段取りはリフォーム・リノベーションの解体中にカビが見つかったらもご覧ください。

工事後の閉め切りと結露

完成から引渡しまでの間、防犯や汚れ防止のために窓や扉を閉め切り、換気設備も止まっていることがあります。生活が始まる前でも、下地の水分や外からの湿気がこもれば室内の湿度は上がります。外壁側の壁が冷える季節には、断熱材の欠けや隙間があるところで結露が起きることもあります。住宅金融支援機構の【フラット35】技術基準のご案内(2026年4月版)では、結露の発生を防止する対策として、繊維系断熱材などを使う場合に外気等に接する部分に防湿層(断熱層の室内側に設け、断熱層への漏気や水蒸気の侵入を防ぐ層)を設けることが示されています。仕上げ前に、防湿層の破れや継目の処理も確認しておきたいところです。

仕上げ前に下地の乾燥を確かめる|公的な仕様書にみる考え方

張る前に下地の乾燥を確かめることは、カビ予防の基本です。国土交通省大臣官房官庁営繕部の公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版には、内装の仕上げ前の下地や施工時の環境について、次のような記載があります。

表2|公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版にみる、内装仕上げ前の下地と環境の条件(要約)
項目 仕様書の内容 カビ対策としての読み方
壁紙張りの素地ごしらえ モルタル面・コンクリート面は、工程の最初に「素地を十分に乾燥させる」。せっこうボード面は「継目処理部分を十分に乾燥させる」 張る前に下地の乾燥を確かめ、記録に残す
ビニル床シート等の下地 モルタル塗り下地は施工後14日以上、コンクリート下地は施工後28日以上放置し、乾燥したものとする 工程の間隔が短いと水分が残りやすい
床材の接着剤 地下の最下階、床下防湿層のない土間、浴室の直上床、脱衣室など、張付け後に湿気や水の影響を受けやすい箇所では、エポキシ樹脂系・ウレタン樹脂系を使う 湿気の多い場所は、仕様の段階から配慮が必要
フローリング張りの養生 施工後は吸湿及び汚れを防ぎ、直射日光を避け、水が掛からないように養生紙等で養生する 張ったあとも、湿気と水から守る
塗装の施工管理 気温が5℃以下、湿度が85%以上、結露等で塗料の乾燥に不適当な場合は塗装を行わない(採暖・換気等を適切に行う場合を除く) 湿度が高い日や結露のある日の仕上げは避ける
木材の含水率 特記がなければ、下地材15%以下(A種)・20%以下(B種)、造作材15%以下(A種)・18%以下(B種) 材料の含水率を記録し、現場で濡れた場合は測り直す

表は国土交通省「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」の記載を要約したものです。公共建築向けの仕様書で、住宅工事にそのまま適用される基準ではありませんが、下地の乾燥や施工環境を考えるうえで参考になります。基準を満たしていてもカビが出ないとは限りません。詳細は原典をご確認ください。

住宅の現場でも、水を使う工程と仕上げの間の日数、仕上げ前の下地の状態、張った日の天候と湿度を記録しておくと、原因を切り分ける手がかりになります。

新築 引き渡し前 カビの点検|工務店が確かめたいことと記録の残し方

引渡し前の社内検査に、室内のカビの点検を組み込んでおくと、入居後のトラブルを減らせます。見るべき場所と、記録することを決めておきましょう。

図2|引渡し前に工務店が確かめたい「室内のカビ」点検シート(例)

点検では、目で見るだけでなく、扉を開けたときのにおいも手がかりになります。収納の中や閉め切った部屋でカビ臭さを感じたら、その周辺の壁の隅や床の端をていねいに確認します。

表3|引渡し前の点検でカビを見つけたときに、やること・やらないこと
場面 やること やらないこと
見つけたとき 日付入りで全景と近景を撮影し、図面に範囲を書き込む 写真を撮る前に拭く・こする
仕上げ面 クロスの浮き・継目・裏側の状態を確かめる 上から同じクロスを重ね張りして隠す
薬剤 原因と範囲を確かめてから使うかどうかを判断する 自己流で薬剤をまく(変色や、原因を見えにくくするおそれ)
原因 工程表・天候・閉め切り期間・測定値を集める 原因がわからないうちに「住まい方のせい」と決める
引渡し日 施主と相談し、対応の段取りと日程を共有する 説明をしないまま引き渡す

カビが広く出ている部屋で作業するときは、マスク・手袋・長袖などで身を守り、胞子を広げないよう注意してください。工事中の養生と区画の考え方は除カビ工事中の養生と区画で解説しています。

見つけたときの対応|原因を止める→乾かす→除カビ→防カビ→張り替えの順番

クロスや床のカビに対して、張り替えだけで済ませるのは避けたい対応です。裏の下地に残ったカビや水分の原因がそのままになり、新しいクロスの下で同じことが起きやすくなるからです。

図3|施工後の室内でカビが見つかったときの対応フロー(例)
表4|クロス・床のカビへの対処の選び方(考え方の例)
状態 考えられる対処 注意点
表面にごく小さな点が数か所、下地は乾いている 原因を確かめたうえで表面の清掃、経過観察 記録を残し、再発したら下地を確認する
クロスの継目や隅に広がる、裏にも出ている 原因対処→乾燥→除カビ→防カビ→張り替え クロスをはがして下地の範囲を確かめる
石膏ボード・合板の広い範囲にカビ、下地は形を保っている 下地を残したまま除カビと防カビ、そのうえで仕上げ 含水率を測り、乾燥を確かめてから
下地が水を吸って崩れている、強度が落ちている 下地の交換(内装工事)と、周辺の除カビ・防カビ 交換範囲の周りにもカビが残っていないか確認

除カビの前に、水の原因を止めることが先です。漏水や雨仕舞の不具合は修理し、換気の問題は見直します。乾いたかどうかは、同じ位置で測り直して判断します。

MIST工法®は、素材を削ったりこすったりせずにカビを取り除く工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとは防カビ処理を行い、カビが増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。

クロスをはがした石膏ボードや合板、木部の造作材など、削れば仕上がりや下地に影響する素材を傷めずに処理できることは大きな利点です。現地の環境を調べて原因を分析し、換気や設備の配置について助言する防カビアドバイスもあわせて承っています。料金の目安は室内壁面クロス1,500円〜/㎡(税別)で、範囲・環境・素材によって大きく異なるため現地調査のうえお見積もりします。

浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。

こんなときは、一度ご相談ください

  • 引渡し前の検査で、クロスの継目や外壁側の隅にカビが見つかった
  • リフォームで張り替えたクロスや床に、数か月でカビが出てきた
  • クロスをはがしたら、石膏ボードや床下地合板にもカビがあった
  • 施主への説明に使える調査記録と、施工前後の記録を残したい
  • 年末・年度末の引渡しに向けて、工程に合わせた除カビの段取りを組みたい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

施主への説明と記録|信頼を守るために伝えたいこと

施主は「施工に問題があったのでは」と不安になります。だからこそ、確認できた事実と推測を分けて、写真と記録で説明することが信頼を守る鍵になります。

表5|説明の場面ごとに伝えたいこと
場面 伝えたいこと 注意したいこと
一次連絡 見つかった場所と範囲、これから調べること、次の連絡日 原因の断定、「大丈夫です」という言い切り
調査結果の説明 写真・測定値、原因の候補とその根拠 事実と推測を混ぜない
対策の説明 原因対処→乾燥→除カビ→防カビ→張り替えの順番と日程 引渡し日や入居への影響を具体的に
完了報告 施工前後の写真、必要に応じて検査結果、点検の時期 「もう生えない」といった約束はしない
責任・費用の話 契約・保証の内容と原因をふまえて整理する その場で断定せず、必要に応じて専門家に確認

責任や費用負担については、施主から質問されることもあるでしょう。ただし、カビの原因や契約・保証の内容によって判断が分かれるため、その場で断定しないことが大切です。契約書や保証書を確認し、必要に応じて弁護士など専門家にご相談ください。体調への影響を心配される施主さんには、住まいの調査とは別に医療機関への相談をおすすめしてください。

当社のカビ菌検査では、空気中から落ちてくるカビを培地で受ける落下菌検査(採取は30〜60分程度)と、寒天スタンプで表面から採取し培養してカビの種類を確定する同定検査を行っています。結果を工事の前後比較に生かす方法はカビ菌検査の結果を工事に生かすで紹介しています。

次の現場で同じことを起こさないために|工事中と引渡し時に見直したいこと

施工後のカビを経験した現場は、社内の手順を見直す良い機会です。

  • 雨濡れの管理:屋根・外壁・サッシがふさがるまでの養生、濡れた材料の乾燥確認と含水率の記録
  • 工程の間隔:左官・コンクリート・パテなど水を使う工程のあと、仕上げまでの乾燥期間を工程表で確保する
  • 仕上げ前の確認:下地の乾燥、防湿層の破れや継目、断熱材の欠けや隙間
  • 完成後の閉め切り対策:引渡しまでの換気設備の運転、定期的な窓開けや室内の温湿度の確認
  • 引渡し前の点検:外壁側の隅・窓まわり・収納・床の端を重点的に見て、写真を残す
  • 引渡し時の説明:換気設備の使い方、加湿や部屋干し、家具を外壁から少し離すことなどを施主に伝える

壁の中まで広がったカビの見分け方は壁の中のカビ、防カビクロスの考え方は防カビクロスに張り替えればカビは出ない?、断熱改修や内窓設置のあとに起きる結露とカビは断熱リフォーム・内窓設置のあとに起きるカビもあわせてご覧ください。

全国の現場に、本部が窓口となって対応します

株式会社せらは、MIST工法®の開発元として、名古屋の本部から全国のカビバスターズグループ拠点と連携し、工務店・ハウスメーカー・リフォーム会社さまの現場に対応しています。ご相談の際は、写真(全景・近景)、平面図、発見の経緯、工程表や引渡し日をご用意いただくと、調査と工程の段取りを早く組み立てられます。

除カビのあとにクロスや床材の張り替えが必要になる場合、関東・関西・東海では、グループ代理店のカビ取リフォームが、MIST工法®での除カビから内装の修繕まで一貫して対応しています。部位ごとの料金の目安はサービス内容と料金、これまでの事例はカビ取り・カビ対策施工例をご覧ください。

よくあるご質問

Q. 新築の引渡し前にクロスの黒い点が見つかりました。拭き取って引き渡してもいいですか?

A. 表面の小さな点だけなら拭き取りで見えなくなることもありますが、施工直後に出るカビは、クロスの裏や石膏ボードの紙、床下地合板など、下地側から始まっていることがあります。拭く前に日付入りの写真と場所を記録し、下地の湿り具合や原因(雨濡れ・閉め切り・結露・漏水)を確かめてから対処を決めることをおすすめします。見えなくしただけで引き渡すと、入居後に同じ場所に出て、かえって説明が難しくなることがあります。

Q. リフォームでクロスを張り替えたばかりなのに、1〜2か月でカビが出ました。原因は何ですか?

A. よくあるのは、張り替え前の下地に残っていたカビや水分、外壁側の壁の冷えによる結露、工事後の閉め切りによる湿気などで、重なっていることも少なくありません。原因を確かめずに再度張り替えると、同じことが起きやすくなります。

Q. クロスをはがしたら石膏ボードにもカビがありました。ボードは交換が必要ですか?

A. ボードが水を吸って強度が落ちている、形が崩れているといった場合は交換が必要ですが、カビが出ているだけで必ず交換が必要とは限りません。範囲や湿り具合、ボードの状態を確かめて判断します。MIST工法®は素材を削ったりこすったりせずに除カビするため、交換しにくい部分や範囲が広い場合に、下地を残したまま処理できる場合があります。

Q. 施主から「新築なのにカビが出たのは施工のせいでは」と言われました。どう答えればいいですか?

A. その場で「施工のせいではありません」「住まい方が原因です」と断定するのは避けてください。まずは確認できた事実(場所・範囲・時期・測定値)と、これから調べることを分けて伝えます。責任や費用負担は、原因や契約・保証の内容によって判断が分かれるため、契約書を確認のうえ、必要に応じて弁護士など専門家にご相談ください。当社は判断の材料となる調査記録と施工記録の作成をお手伝いします。

Q. カビ菌検査は、引渡し前の点検でも使えますか?

A. 使えます。当社のカビ菌検査には、空気中から落ちてくるカビを培地で受ける落下菌検査(採取は30〜60分程度)と、寒天スタンプで表面から採取し培養してカビの種類を確定する同定検査があります。施工前後で同じ場所を比べると、施主への説明の材料になります。どの方法で、どこを測ったかを報告書に書き添えてください。

Q. 小さな範囲のカビでも相談できますか?

A. ご相談はお受けしますが、浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。複数の部屋や複数の物件にまたがる場合、下地まで広がっている場合は、写真と図面を添えて本部までご連絡ください。

まとめ

  • 新築・リフォーム直後の室内のカビは、クロスの裏・石膏ボード・床下地合板など、下地側から始まっていることがある
  • 原因の候補は、下地の水分・工事中の雨濡れ・閉め切り・結露・漏水。重なっていることが多い
  • 公共建築工事標準仕様書では、壁紙張りの素地を「十分に乾燥させる」こと、コンクリート下地は施工後28日以上放置し乾燥させることなどが示されている。住宅でも仕上げ前の乾燥確認と記録が基本
  • 引渡し前に外壁側の隅・窓まわり・収納・床の端を点検し、見つけたら拭く前に写真と範囲を記録する
  • 対処は原因を止める→乾燥を確かめる→除カビ→防カビ→張り替えの順番。張り替えだけでは戻りやすい
  • 施主への説明は事実と推測を分け、責任や費用負担はその場で断定せず、契約と原因をふまえて専門家に確認する

10月下旬は、秋の長雨や台風のあとの湿気が工事中の建物に残りやすく、これから冬の結露シーズンに向かう時期です。年末の引渡しに向けた段取りを組むこの時期に、施工後の室内のカビでお困りの現場があれば、写真1枚からでも本部にご相談ください。

新築・リフォーム直後の室内のカビ、引渡し前後のカビでお困りの工務店・リフォーム会社さまは、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承ります。建築会社さま向けのご案内は建築・住宅会社の方へ、木造住宅の事例は木造住宅のカビ取りもご覧ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。

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