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静岡のカビ対策|気象庁データで見る梅雨と秋雨の湿気、家まるごと・建物のカビを防ぐ方法(県内の相談先つき)

10月も下旬に入り、静岡では朝晩がひんやりしてきました。とはいえ、気象庁の平年値では静岡の10月は降水量250.3mm・平均湿度71%と、まだ秋雨の多い月です。台風や大雨のあとの湿気が抜けきらないうちに、衣替えで押入れを開けたら壁が黒かった、夏のあいだ閉めていた部屋がカビ臭い、1階全体からにおいが上がってくる――そんなご相談が増えてくるのがこの時期です。この記事では、静岡・浜松・三島の気象庁データで静岡県の湿気の1年を確かめながら、季節ごとに出やすい場所と対策、戸建て・マンション・空き家・別荘・店舗や工場など住まいと建物のタイプ別の注意点、自分でできる範囲と専門業者に頼む目安、そして静岡県内での相談の流れまでを、ひとつにまとめました。

この記事の要点

  • 静岡のカビ対策とは、梅雨と秋雨の「2つの雨の山」で湿気をためず、乾き始める晩秋に点検し、冬の結露に備えるという「季節ごとの切り替え」です。
  • 静岡の年間降水量は2,327.3mm。梅雨の6・7月で565.5mm、秋雨・台風の9・10月で530.9mmと、4か月で年の約47%が降ります。平均湿度は5〜10月の6か月が70%以上です(気象庁・平年値)。
  • 県内でも差があり、東部の三島は5〜11月の7か月が70%以上、浜松と三島は梅雨より秋(9・10月)のほうが雨が多いのが特徴です。
  • 壁一面・複数の部屋・床下全体・家じゅうのにおいなど広い範囲のカビは、表面の掃除より、現地調査とカビ菌検査で原因と範囲を確かめるのが近道です。
  • 静岡県内のグループ拠点はカビバスターズ静岡(静岡市葵区)。迷ったら本部0120-052-127へ。

結論|静岡のカビ対策は「2つの雨の山で湿気をためない・晩秋に点検・冬の結露に備える・広い範囲は原因から」

静岡でカビを増やさないための基本は、梅雨と秋雨・台風という2つの雨の山のあいだ、つまり5月から10月まで湿気をため込まないこと、湿度が下がり始める11月前後に家じゅうを点検すること、冬は結露を減らす暮らし方に切り替えること、そして広い範囲や繰り返すカビは表面ではなく原因から見直すことです。静岡は冬に晴れて乾く日が多い一方で、春の終わりから秋までの半年間は、平均湿度が70%を超える月が続きます。梅雨が明けたら終わり、ではなく、秋雨のころまで湿気の季節が続くのが静岡県のカビ対策で押さえておきたい点です。

記事が公開される10月下旬は、秋雨と台風シーズンの終わりにあたります。気象庁の平年値では、静岡の平均湿度は10月の71%から11月67%、12月60%へと下がっていきます。部屋の空気が乾きやすくなるこれからの時期は、夏から秋にかけてできたカビの広がりを確かめ、冬の結露が始まる前に手当てを済ませておくのにちょうどよいタイミングです。

気象庁データで見る静岡の湿気の1年|梅雨と秋雨、雨の山は2つ

まずは、静岡の気候を数字で確かめておきましょう。下の図と表は、気象庁が公表している静岡(静岡地方気象台)の平年値(1991〜2020年の30年間の平均)です。県内の比較として、西部の浜松と東部の三島の値も並べました。

図1|静岡・浜松・三島の月別平均湿度と降水量(気象庁・平年値1991〜2020年)。静岡の雨は梅雨(6・7月)と秋雨・台風(9・10月)の2つの山。

静岡の降水量をグラフで見ると、6月268.9mm・7月296.6mmの「梅雨の山」と、9月280.6mm・10月250.3mmの「秋雨・台風の山」の2つがはっきり分かれています。あいだの8月は186.5mmと少し落ち着きますが、平均湿度は76%と高いままです。梅雨の2か月で565.5mm、秋の2か月で530.9mm、あわせて4か月で年間2,327.3mmの約47%が降る計算です。

平均湿度は、5月71%、6月77%、7月79%、8月76%、9月75%、10月71%と、5月から10月までの6か月が70%を超えます。梅雨が明けても、秋雨で家の中が乾ききらないまま冬を迎える、というのが静岡の住まいで起きやすい流れです。

一方で冬は様子が変わります。1月・2月の平均湿度は57%まで下がり、日照時間は1月207.9時間、12月200.5時間と、梅雨の6月(135.9時間)よりずっと長くなります。外の空気は乾いているのに、家の中では暖房と外気の温度差で窓や外壁側の壁に結露が起きる――冬は「外は乾燥、室内は結露」という別のタイプの湿気に気をつけたい季節です。

表1|静岡の月別平年値と、浜松・三島の平均湿度(気象庁・1991〜2020年)
月 静岡の平均湿度 静岡の降水量 静岡の平均気温 静岡の日照時間 浜松の平均湿度 三島の平均湿度
1月 57% 79.6mm 6.9℃ 207.9h 57% 65%
2月 57% 105.3mm 7.7℃ 187.5h 56% 63%
3月 62% 207.1mm 10.7℃ 189.9h 59% 65%
4月 65% 222.2mm 15.2℃ 189.7h 65% 67%
5月 71% 215.3mm 19.2℃ 192.0h 70% 70%
6月 77% 268.9mm 22.4℃ 135.9h 78% 75%
7月 79% 296.6mm 26.1℃ 157.9h 77% 76%
8月 76% 186.5mm 27.4℃ 201.8h 76% 74%
9月 75% 280.6mm 24.5℃ 157.3h 74% 75%
10月 71% 250.3mm 19.4℃ 157.7h 72% 74%
11月 67% 134.2mm 14.3℃ 173.3h 64% 73%
12月 60% 80.7mm 9.3℃ 200.5h 61% 68%
年 68% 2,327.3mm 16.9℃ 2,151.5h 67% 70%

平年値は30年間の平均です。年ごとの天候、同じ県内でも地域や建物の立地、住まい方によって、実際の湿度は大きく変わります。住まいの湿度は、室内に湿度計を置いて確かめるのがいちばん確実です。

静岡県内の地域差|東部・中部・西部と伊豆で気をつけたいこと

静岡県は東西に長く、海沿いの平野から富士山麓、伊豆半島の山あいまで地形もさまざまです。気象庁の平年値で比べられる静岡(中部)・浜松(西部)・三島(東部)の3地点を並べると、同じ県内でも湿気の出方に違いがあることがわかります。

表2|静岡・浜松・三島の比較(気象庁・平年値1991〜2020年)
項目 静岡(中部) 浜松(西部) 三島(東部)
年平均湿度 68% 67% 70%
平均湿度70%以上の月 5〜10月(6か月) 5〜10月(6か月) 5〜11月(7か月)
冬(12〜2月)の平均湿度 57〜60% 56〜61% 63〜68%
年間降水量 2,327.3mm 1,843.2mm 1,868.2mm
梅雨の6・7月の降水量 565.5mm 433.8mm 436.1mm
秋の9・10月の降水量 530.9mm 453.2mm 457.5mm
いちばん雨の多い月 7月(296.6mm) 9月(246.1mm) 9月(241.8mm)

中部(静岡市など)|雨の量そのものが多い

静岡の年間降水量2,327.3mmは3地点でいちばん多く、梅雨と秋の2つの山がどちらも500mmを超えます。外壁や基礎が濡れる時間が長く、床下や北側の部屋、外壁に面した押入れに湿気がたまりやすくなります。

西部(浜松市など)|梅雨より秋の雨が多い

浜松は、いちばん雨の多い月が9月(246.1mm)で、9・10月の合計(453.2mm)が梅雨の6・7月(433.8mm)を上回ります。平均湿度は5〜10月が70%以上で、11月には64%まで下がります。秋雨と台風の時期に濡れた床下や壁が乾ききらないまま冬を迎えないよう、11月の点検を習慣にしておくと安心です。

東部(三島市・沼津市など)|湿度が下がりにくい

三島は年平均湿度が70%と3地点のなかで最も高く、5月から11月までの7か月が70%以上です。冬も63〜68%と、静岡や浜松ほどは下がりません。湿気の季節が長いぶん、押入れやクローゼット、北側の部屋、閉め切った部屋に湿気がこもりやすく、冬の結露とも重なりやすいと考えておくとよいでしょう。

伊豆・富士山麓|海沿い・山あいの家と、長く閉め切る建物

伊豆半島や富士山麓には、この記事で使っている平年値の観測地点がないため、数字での比較はしていません。一般的には、海に近い土地や山あいの谷筋では空気が湿りやすく、日当たりや風通しの悪い面に湿気がこもりがちです。また、別荘や実家のように長く閉め切る建物は、地域を問わず家じゅうにカビが広がりやすくなります。久しぶりに訪れたときの手順は空き家・長期不在の家がカビる理由、閉める前の準備は別荘・セカンドハウスの冬じまいでまとめています。

季節別|静岡でカビが増えやすい4つの時期と、対策カレンダー

カビが増えるには、「湿気(水分)」「温度」「栄養」「時間」の条件がそろう必要があります。栄養になるほこりや皮脂、壁紙ののりなどはどの家にもあるため、住まいで現実的にコントロールできるのは主に「湿気」と「時間」です。静岡では、次の4つの時期に湿気がたまりやすくなります。

梅雨|東海地方の平年は6月6日ごろ〜7月19日ごろ

気象庁によると、東海地方の梅雨入りは平年で6月6日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろです。およそ1か月半、雨の日が続き、静岡では7月が一年でいちばん湿度の高い月(79%)になります。外の空気そのものが湿っているため、窓を開けて換気しても部屋の湿度が下がりにくく、床下、押入れ、北側の部屋、家具の裏など、もともと空気が動きにくい場所に湿気がたまり、カビが増え始めます。

夏|冷房で冷えた壁に起きる「夏型結露」

梅雨明け後の静岡は、8月の平均気温が27.4℃、平均湿度は76%と、蒸し暑い日が続きます。冷房で冷やされた部屋の壁や、エアコンの風が当たる面、壁の中で冷えた部分に湿った空気が触れると、表面や壁紙の裏で結露が起きることがあります。これが「夏型結露」です。夏のあいだは気づかず、秋になってから壁紙の浮きや黒い点、においとして表れることがあります。

秋雨と台風|東海地方への接近は9月が最多

静岡の9月は280.6mm、10月は250.3mmと、秋も雨の多い季節です。東海地方への台風の接近数は平年で年3.5個で、9月1.2個がいちばん多く、10月も0.7個あります。雨漏りや床下への浸水、窓まわりからの吹き込みで濡れた部分は、数日から数週間たってからしみやにおい、カビとして表れることがあるため、日をおいての再点検が大切です。点検ポイントは台風・大雨のあとに確認したい家のカビでまとめています(屋根にはご自分で上らないでください)。

冬|外は乾いても、室内の結露に注意

冬の静岡は平均湿度が57〜60%まで下がりますが、家の中では暖房や室内干し、調理や入浴で湿気が生まれます。暖かく湿った空気が冷えた窓や外壁側の壁、北側の押入れに触れると結露が起き、カビの出発点になります。冬も湿度が下がりにくい東部や、気密性の高いマンションでは特に注意が必要です。暖房の使い始めに気をつけたいことは暖房の使い始めに増える結露とカビ、寒い日の換気の工夫は寒い日の換気はどうする?で紹介しています。

静岡のカビ対策カレンダーと、季節ごとに出やすい場所

ここまでの数字をもとに、静岡で一年を通してカビを防ぐための流れをカレンダーにまとめました。湿度が高くなる前に準備し、湿度が下がる時期に点検と手当てをする、という考え方です。

図2|静岡のカビ対策カレンダー(東海地方の梅雨の平年値6/6頃〜7/19頃、台風の接近は9月が最多)。
表3|季節ごとに出やすい場所と、やること(静岡の住まい)
季節 静岡の気候 カビが出やすい場所 やること
春(3〜5月) 雨が増え、5月に湿度70%台へ 冬の結露のあとが残った壁・窓下の床 梅雨前に湿度計・除湿機を用意し、換気口や床下点検口のまわりを片付ける
梅雨(6〜7月) 湿度77〜79%・2か月で565.5mmの雨 床下、押入れ・クローゼット、北側の部屋、家具の裏、靴箱 閉め切った部屋は除湿を続ける。収納は詰め込まず、湿度計で確認
夏(8月) 平均気温27.4℃、湿度76% 冷房で冷えた壁・天井、エアコンの風が当たる面 冷やしすぎない。家具を壁から少し離し、空気の通り道をつくる
秋雨・台風(9〜10月) 2か月で530.9mm、湿度71〜75%、台風の接近 床下、1階の床の近く、窓まわり、雨漏りした天井や壁 台風・大雨のあとは写真で記録し、日をおいて床下や壁を再点検
晩秋〜初冬(11〜12月) 湿度67%→60%と下がる 夏型結露のあとの壁紙の裏、夏に閉め切っていた部屋、衣替えで開けた収納 家具を動かして壁や床を点検。広がりや繰り返しがあれば冬前に相談
冬(1〜2月) 湿度57%、日照が多い 窓まわり、北側の部屋、外壁側の壁、押入れの奥、ベッドの下 暖房・室内干しの湿気を換気で逃がす。家具は壁から少し離す

10月下旬から11月の点検では、押入れやクローゼットの奥の壁、北側の部屋の隅、家具の裏、ベッドの下、1階の床の近くを中心に、黒い点や白い綿のようなもの、壁紙の浮き、においを確かめましょう。衣替えのときの確認方法は衣替えで出した服にカビ?、北側の部屋の注意点は北側の部屋がカビやすいのはなぜ?も参考にしてください。

静岡県内のご相談は、地元のグループ拠点へ直接でも

静岡県内には、MIST工法®カビバスターズグループの拠点があります。
静岡県内:カビバスターズ静岡
所在地:静岡県静岡市葵区北安東4丁目32-24/電話:080-3685-1947
公式サイトでは、静岡県全域と近県(山梨・長野・神奈川)を対応エリアとして案内しています。
どこに相談すればよいか迷ったときは、本部(0120-052-127)へどうぞ。静岡県は本部と同じ東海エリアで、内容や地域に応じて拠点と連携してご案内します。対応できる地域や日程は、まずはお問い合わせください。

住まいのタイプ別|戸建て・マンション・空き家・別荘・賃貸・店舗や工場の静岡のカビ対策

同じ静岡でも、建物のつくりや使い方によって、カビが出やすい場所や広がり方は違います。住まいと建物のタイプごとの注意点を整理しました。

表4|住まい・建物のタイプ別|出やすい場所と、相談を考えたいサイン
タイプ 出やすい場所 注意したいこと 相談を考えたいサイン
戸建て(木造) 床下の木部、1階の押入れ、北側の部屋、和室の柱・天井板 梅雨と秋雨の床下の湿気、換気口のふさがり、台風・大雨のあとの浸水 1階の複数の部屋がカビ臭い、床下の木部に白い綿状や黒い点
マンション(RC造) 外壁側の壁、北側の部屋、押入れの奥、窓まわり 冬の結露、家具の裏、閉め切り。共用部や配管は管理組合・管理会社とも相談 壁一面に黒い点、張り替えても戻る、複数の部屋に広がる
空き家・実家 閉め切った家全体、押入れ、畳、床下 長期の閉め切りと換気不足。秋雨のあとや帰省のときに気づきやすい 開けたら家じゅうカビ臭い、複数の部屋にカビ、売る・貸す前
別荘・リゾートマンション 閉め切った部屋全体、寝具・布製品、収納、床下 長期不在で湿気が逃げない。訪れる間隔があくほど気づくのが遅れる 訪れるたびににおう、部屋じゅうにカビ、貸し出し・売却の前
賃貸住宅 北側の部屋、外壁側の壁、押入れ、窓まわり 費用負担は契約と原因によるため、写真で記録して管理会社・大家さんへ 退去後の部屋が丸ごとカビている(オーナーさま)、空室が複数
店舗・事務所・工場・倉庫 天井、壁の上部、倉庫の床置きの物、休業日に閉め切る部屋 営業や製造、保管物への影響、閉め切りの時間、空調のバランス 天井一面のカビ、保管物へのカビ、建物全体のにおい

戸建て(木造)

木造の戸建てでは、床下がいちばんの要注意ポイントです。梅雨と秋雨の2回、雨の多い時期がある静岡では、地面からの湿気が床下にこもる期間も長くなりがちです。木部にカビが増えると、においが上がって1階全体がカビ臭くなることがあります。和室の柱や天井板の黒ずみもよくご相談いただく症状です。木造住宅の施工については木造住宅のカビ取り、畳を含む和室の考え方は畳のカビは表替え・裏返し・新調のどれ?をご覧ください。

空き家・実家・別荘

閉め切った家は湿気の逃げ場がなく、長い湿気の季節を越すと家じゅうにカビが広がっていることがあります。久しぶりに開けたときは、まず窓を開けて換気し、部屋ごとに写真を残してから片付けを始めましょう。カビの上から掃除機をかけたり、乾いた布で広くこすったりすると、かえって周りに広げてしまうことがあります。伊豆や富士山麓の別荘、熱海などのリゾートマンションも同じで、訪れる間隔があくほど、においやカビに気づくのが遅れがちです。

賃貸住宅(入居者・オーナーの方)

賃貸住宅でカビを見つけたら、まず写真で記録し、大がかりな処置をする前に管理会社や大家さんに連絡しましょう。費用の負担は契約の内容や原因によって変わるため、一概には言えません。オーナーさま・管理会社さまで、退去後の部屋全体や複数の空室のカビにお困りの場合は法人・業者様のお問い合わせからもご相談いただけます。考え方は賃貸住宅のカビ|貸主・借主の責任はどこで分かれるかも参考にしてください。

店舗・事務所・工場・倉庫・施設

店舗や事務所、工場、倉庫、ホテルや施設では、閉め切る時間が長い、天井が高く空気が動きにくい、保管物が湿気を抱える、といった事情でカビが広がることがあります。営業や製造への影響が大きいため、区画を分けて計画的に進めます。詳しくは店舗・事務所のカビ取り、公共施設のカビ取り、ホテル・旅館・民泊の客室カビをご覧ください。

家の中でカビが広がるとき|床下・部屋全体・家全体で起きていること

静岡でいただくご相談のなかでも、対処に時間がかかりやすいのが、カビが「一か所」ではなく「面」や「家全体」に広がっているケースです。広がり方には、いくつかの典型があります。

床下から家全体へ

床下は基礎に囲まれ、上を床でふさがれた空間です。梅雨や秋雨の湿気、台風・大雨のときの浸水、配管の水漏れで床下が湿ると、木部やほこりにカビが増え、そのにおいが床のすき間や配管の穴から1階の部屋へ上がってきます。1階の複数の部屋で同じようなにおいがする、雨の日や閉め切ったあとに強くなるといった場合は、床下を疑うきっかけになります。点検口から見える範囲を写真に残すところまでがご自分でできる範囲で、床下に潜るのは避けてください。考え方は床下・基礎まわりのカビをご覧ください。

北側の部屋・外壁側の壁から部屋全体へ

日が当たりにくい北側の部屋や外壁に面した壁は、冬の結露と夏型結露の両方が起きやすい場所です。家具の裏や押入れの奥から始まったカビが、気づいたときには壁一面、天井、カーテンや家具にまで広がっていることがあります。表面のカビを拭くだけでは、壁紙の裏や石膏ボードに残ったカビと湿気の原因がそのままになり、同じ場所に戻りがちです。

においだけが家じゅうに残る

目に見えるカビがなくても家じゅうがカビ臭い場合は、床下や壁の中、天井裏など見えない場所に原因があることがあります。においの強い場所と時間帯のメモが手がかりになります。においの見分け方はカビ臭・下水臭・生乾き臭の見分け方で紹介しています。

自分でできる範囲と、静岡でカビ取り業者に頼む目安

カビを見つけたとき、すべてを専門業者に頼む必要はありません。目安になるのは「範囲の広さ」と「繰り返すかどうか」です。範囲ごとの向いている対処を図にまとめました。

図3|カビの範囲で考える「自分で・専門店・専門業者」の目安。

浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。頼み分けの考え方はハウスクリーニングとカビ取り専門業者は何が違う?もご覧ください。

表5|状況別|自分でできること・専門業者に相談したいこと
状況 自分でできること 専門業者に相談したいこと
押入れの壁の一角に黒い点 換気しながら素材に合った市販品で拭き取り、収納の詰め込みを見直す 拭いても同じ場所に戻る、奥の壁一面に広がっている
北側の部屋の壁一面にカビ 家具を壁から離して写真で記録。乾いた布でこすらない 壁紙の裏まで入っていそう、天井や家具にも広がっている
1階全体がカビ臭い においの強い場所・時間をメモ、点検口から見える範囲を撮影 床下の湿気や木部のカビの確認、原因の調査
秋雨・台風・漏水のあと 安全を確かめて写真で記録し、換気と除湿で乾かす 壁の中・床下まで濡れた可能性、しみやにおいが続く
空き家・別荘・空室が複数 換気し、部屋ごとに写真を残す 家全体・棟単位の調査と、除カビ・防カビの計画
店舗・工場・倉庫・施設 カビの場所と保管物の状態を記録 営業や製造、保管物に配慮した区画ごとの施工計画

カビ掃除をするときは、換気をしてマスクと手袋を着け、製品の表示を守ってください。塩素系の製品と酸性タイプの製品を混ぜると有毒なガスが発生するおそれがあります。広い範囲を乾いた布でこすったり、掃除機で吸ったりすると、カビを周りに広げてしまうことがあります。床下に潜る、屋根に上るといった作業はご自分では行わないでください。

MIST工法®で素材を削らずに除カビ・防カビ|静岡の広い範囲のカビに

床下全体や部屋の壁一面、家全体に広がったカビは、表面をきれいにしても、素材の奥のカビや湿気の原因が残っていると再び出てきます。広い範囲のカビを長い目で抑えるには、①現地調査で範囲と原因を確かめる、②必要に応じてカビ菌検査で状態を把握する、③結露・漏水・換気などの原因に手を打つ、④素材を傷めずに除カビする、⑤防カビ処理で予防するという順番が大切です。

MIST工法®は、素材を削らない・こすらないカビ取り技術です。霧状の専用剤をカビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとには防カビ処理を行い、カビが再び増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。

床下の土台や大引、和室の柱や天井板、壁紙、コンクリートなど、削ると建物や内装を傷めてしまう素材でも、状態を見ながら対応できるのが特長です。範囲や種類を確かめたいときは、カビ菌検査(落下菌検査は採取が30〜60分程度、同定検査は寒天スタンプで採取して培養し、種類を確定)で、施工前後の状態を記録することもできます。検査の使い分けはカビ菌検査という選択肢をご覧ください。

また、除カビとあわせて、現地の環境を調査して原因を分析し、設備の配置や換気の仕方などを助言する防カビアドバイスも行っています。「除カビをしたあと、どう暮らせば戻りにくいか」まで一緒に考えることが、静岡のように梅雨から秋雨まで湿気の季節が長い地域では特に大切です。

こんなときは、一度ご相談ください

  • 床下全体が湿っている、または1階の複数の部屋がカビ臭い
  • 部屋の壁一面・天井にカビが広がっている
  • 秋雨・台風・漏水のあと、家じゅうにカビやにおいが広がった
  • 空き家・別荘・空室を久しぶりに開けたら、部屋じゅうにカビがあった
  • 店舗・工場・倉庫・施設全体のカビや、リフォーム・工事前の調査を相談したい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

静岡でカビを相談するときの流れと、費用の目安

静岡県内でのご相談は、地元のグループ拠点であるカビバスターズ静岡へ直接でも、本部へでも承っています。どこに相談すればよいか迷ったら、本部のフリーダイヤルへご連絡ください。ご相談から施工までの一般的な流れは次のとおりです。

図4|静岡県内でカビを相談するときの流れ(MIST工法®の場合)。

ご相談の際に、全体と近くの写真、気づいた時期、においの強い場所と時間、秋雨・台風・漏水・長期不在などのできごとをお知らせいただくと、状況をつかみやすくなります。現地調査で何を確認しているかは現地調査で何を見ているのかで紹介しています。

除カビのあとに、壁紙や床の張り替えなど内装の補修まで必要になることもあります。その場合は、MIST工法®での除カビから内装の修繕までを一貫して手がけるグループ代理店のカビ取リフォーム(東海エリアは愛知・岐阜・三重・静岡)とも連携できます。除カビと内装工事の順番を一緒に考えられるので、張り替えたあとにカビが戻るのを防ぎやすくなります。

費用は、場所・広さ・素材・カビの状態・原因によって大きく変わります。参考として、MIST工法®カビバスターズ本部がサービス内容と料金で公開している目安(税別)は次のとおりです。

表6|MIST工法®の料金の目安(税別・/service 掲載)
対象 料金の目安 補足
室内壁面(クロス) 1,500円〜/㎡ 部屋の壁一面・複数の部屋は面積に応じて
和室木材部(6畳・築40年未満) 120,000円〜 天井を除く。6畳を超える場合は1畳ごとに+10,000円
ユニットバス全体 35,000円 浴室まるごとの目安
コンクリート外壁 1,200円〜/㎡ マンション・RC造の外壁など
一般住宅の外壁(築40年未満) 3,500円〜/㎡ 範囲・状態により変動

上の金額はあくまで目安です。床下全体や部屋全体、家全体、建物規模の施工は、範囲・素材・環境によって大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。

見積もりが現地調査のあとになる理由は料金はなぜ現地調査のあとなのか、見積書の読み方はカビ取りの見積書、どこを見ればいい?、業者に確かめたいことは業者を選ぶときの質問リストで詳しく解説しています。施工の事例はカビ取り・カビ対策施工例、お客様の声はお客様の声、よくあるご質問はQ&Aもご覧ください。

よくあるご質問

Q. 静岡はカビが生えやすい地域ですか?

A. 雨と湿気の多い季節が長い地域です。気象庁の平年値(1991〜2020年)では、静岡の年間降水量は2,327.3mmで、平均湿度は5月から10月までの6か月が70%以上です。雨の山は梅雨(6・7月)と秋雨・台風(9・10月)の2つあり、湿気の季節が秋まで続きます。一方、冬は平均湿度が57〜60%まで下がるため、季節に合わせて対策を切り替えるのがポイントです。

Q. 静岡市・浜松市・三島市で、カビの出やすさは違いますか?

A. 平年値で比べると、静岡と浜松は5〜10月、東部の三島は5〜11月の7か月が平均湿度70%以上で、三島は冬(12〜2月)も63〜68%と下がりにくい傾向があります。浜松と三島は、梅雨の6・7月よりも秋の9・10月のほうが雨が多いのも特徴です。ただし、実際の湿気は地域よりも、建物の立地や日当たり、換気、住まい方で大きく変わります。まずは室内に湿度計を置いて確かめてみてください。

Q. 10月下旬になって涼しくなったのに、カビが見つかるのはなぜですか?

A. 梅雨から秋雨まで続いた湿気で増えたカビが、衣替えや模様替えで収納や家具の裏を開けたときに見つかるためです。静岡では10月も平年で250.3mmの雨が降り、平均湿度は71%あります。夏の冷房で冷えた壁に起きる夏型結露や、台風・大雨のあとの湿気が残っていることもあります。11月以降は湿度が下がっていくため、広がりを確かめて冬の結露の前に手当てするのに向いた時期です。

Q. カビ取りを業者に頼むのは、どんなときですか?

A. 壁一面や天井に広がっている、複数の部屋や家じゅうがカビ臭い、床下全体が湿っている、拭いても同じ場所に何度も出る、秋雨・台風・漏水のあとに出てきた、空き家や別荘を久しぶりに開けたら家じゅうにカビがあった、といった場合は、専門業者の現地調査で範囲と原因を確かめるのがおすすめです。範囲が狭い部位のカビは、市販品での掃除やハウスクリーニングで足りることもあります。

Q. カビ取りの費用はどのくらいかかりますか?

A. MIST工法®カビバスターズ本部が公開している目安(税別)は、室内壁面クロス1,500円〜/㎡、ユニットバス全体35,000円、築40年未満の和室木材部6畳120,000円〜(天井を除く)、コンクリート外壁1,200円〜/㎡などです。床下や部屋全体、家全体、建物規模の施工は、範囲・素材・環境によって大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。

Q. 静岡県内では、どこに相談すればよいですか?

A. 静岡県内のグループ拠点は、カビバスターズ静岡(静岡市葵区北安東、TEL 080-3685-1947)です。迷ったら本部のフリーダイヤル0120-052-127へご連絡ください。内容や地域に応じて拠点と連携してご案内します。対応できる地域や日程は、まずはお問い合わせください。なお、体調のことが心配なときは、医療機関にご相談ください。

まとめ

  • 静岡の年間降水量は2,327.3mm。雨の山は梅雨(6・7月 計565.5mm)と秋雨・台風(9・10月 計530.9mm)の2つで、4か月で年の約47%が降る(気象庁・平年値)
  • 平均湿度は静岡・浜松が5〜10月、東部の三島は5〜11月の7か月が70%以上。浜松と三島は梅雨より秋の雨が多い
  • 湿度が下がり始める10月下旬〜11月は、夏から秋にできたカビを見つけて手当てし、冬の結露に備える点検の好機
  • 戸建ては床下と1階、マンションは外壁側と北側の部屋、空き家・別荘は家全体、店舗・工場・倉庫は天井や保管物に注意
  • 小さな部位のカビは自分で・専門店で。壁一面・複数の部屋・床下全体・家じゅうのにおいは、現地調査とカビ菌検査で原因と範囲を確かめる
  • MIST工法®は素材を削らず除カビし、防カビ処理まで。静岡県内はカビバスターズ静岡、迷ったら本部0120-052-127へ

静岡の秋は、長く続いた湿気が抜け始め、冬の結露の前に手当てできる時期です。まずは押入れの奥や北側の部屋、1階の床の近くをのぞいてみてください。気になる場所の写真が1枚あるだけでも、ご相談は進めやすくなります。

静岡県内の住まい・建物のカビでお困りのときは、カビバスターズ静岡(080-3685-1947)へ直接でも、本部へでもご相談いただけます。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。

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所在地・建物の用途・発生場所・おおよその範囲が分かると、相談を進めやすくなります。不明な項目があっても、まずは分かる範囲でお知らせください。

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