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【保存版】カビ対策の全体像|原因→見分ける→場所別→落とす→健康→頼む判断、記事の読み方ガイド

 

※この記事は2026年9月に、当サイトのカビに関する記事を「読む順番」で整理し直した案内ページです。数値はすべて文部科学省・厚生労働省・東京都などの公的資料にもとづく各記事の内容を引いています。

カビについて調べ始めると、原因・種類・落とし方・健康・業者と、情報が散らばっていてどこから読めばよいか分かりにくくなります。このページは、当サイトの記事を「原因→見分ける→場所別→落とす→健康→頼む判断」の6つの順番に並べ直した保存版の案内です。いま困っている段階から読み始めてください。

このページの使い方

  • まず「1. 原因」の湿度60%と4つの条件だけ押さえる
  • 目の前のカビがあるなら「2. 見分ける」→「3. 場所別」へ
  • 落とす前に「4. 落とす」で表面か内部かを確かめる
  • 体調が気になるなら「5. 健康」(当社は医療機関ではありません)
  • 拭いても戻る・臭うのに見えないなら「6. 頼む判断」へ
図1 6つの順番。困っている段階から読み始めてよい
いま困っていること 読む章
湿度をどう管理すればよいか分からない 1. 原因
壁や床の黒い点・緑・白い粉が何か分からない 2. 見分ける
壁紙・床・寝室・収納・食品など、場所ごとの対処を知りたい 3. 場所別
自分で落としてよいか、張り替えるべきか 4. 落とす
咳・鼻水など体調が気になる 5. 健康(判断は医療機関へ)
拭いても戻る、臭うのに見当たらない 6. 頼む判断

1. 原因:4つの条件と「湿度60%」

カビが育つには水分・栄養・温度・酸素の4つが必要で、家庭で断てるのは水分と栄養の2つです。東京都保健医療局は湿度70%以上・温度10〜30℃で発生しやすいとし、文部科学省のカビ対策マニュアルはカビ対策として相対湿度60%以下(65%を監視ライン)を示しています。厚生労働省の建築物環境衛生管理基準は40〜70%です。「なぜ60%なのか」は水分活性(Aw)の話で、これを知ると加湿器や部屋干しの判断が変わります。

図2 数字は5つだけ。すべて公的資料の値

2. 見分ける:色・形・場所で読む

色から種類を断定する公的な整理はありません。色はほとんど胞子の色で、同じ属でも黒・黄褐色・黄・白・緑と様々です。見るべきは「点々か面か」「どこに出ているか」「水に溶けるか(白い粉)」です。カビでないもの(結晶・コケ・藻類・地衣類・酵母)との見分け方も含めて、次の記事で整理しています。

3. 場所別:壁紙・床・浴室・寝室・収納・食品

同じカビでも、場所によって「水の出所」と「自分で落とせる範囲」が変わります。当社の現場で多い順に、壁紙・床・寝室・収納・食品を分けました。

壁・床

寝室・部屋

収納・衣類・物

食品

屋外・店舗

4. 落とす:表面と内部の境目

落とせるのは「表面にとどまるカビ」だけです。文部科学省のマニュアルは、色素と着色した胞子の除去は困難で不可逆、除菌だけでは十分な処置とならず環境を改善しない限り繰り返される、としています。噴霧器は不可、保護具を着け、一方向に拭き、記録を残す。塩素系はアルカリ性で使える場所が限られ、酸性のものと混ぜると塩素ガスが出ます。

5. 健康:アレルゲンと日和見感染、判断は医療機関の領域

当社は医療機関ではないため、症状の判断はできません。公的資料の範囲では、カビはぜん息の重要なアレルゲンで(環境再生保全機構)、胞子は死んでいてもアレルゲンとして残り(文部科学省)、免疫が低下している人ではアスペルギルス属による感染症が起きやすい(国立健康危機管理研究機構 IASR)とされています。「その部屋にいるときだけ症状が強い」なら、記録を持って医療機関へ。

6. 頼む判断:拭いても戻る・臭うのに見えない

図3 分かれ目は「戻るか」「見えるか」「原因を自分で止められるか」

拭いても2〜4週間で同じ場所に戻る、面で広がる、材料が浮く、臭うのに見当たらない、漏水や雨漏りが疑われる。この5つのどれかに当てはまるなら、表面の処置では止まりません。当社では、浮遊カビの量と種類を調べる検査で「どこを開けるか」を決めてから、原因の処置と除去を行います。

7. よくある質問

Q. どこから読めばよいですか。

目の前にカビがあるなら「2. 見分ける」から。まだ出ていないが心配なら「1. 原因」の湿度60%だけ押さえれば十分です。

Q. 市販のカビ取り剤で全部済みますか。

表面にとどまるカビなら済みます。裏側や内部に回ったもの、原因の水が止まっていないものは、何度落としても戻ります。「4. 落とす」の境目を確かめてください。

Q. 業者に頼む前に自分で用意しておくことはありますか。

写真と日付、いつ臭いが強いか、湿度計の値、直近の改装や漏水の履歴。この4つがあると、検査でどこを重点的に測るかがすぐ決まります。

Q. 賃貸の場合、費用は誰の負担ですか。

国土交通省のガイドラインは、結露を放置して拡大したカビ・シミを借主負担の例に挙げています。通知と拭き取りをしていたかが分かれ目です。壁紙・床の記事で詳しく説明しています。

8. まとめ

カビ対策は、原因(湿度60%と4条件)→見分ける(色より形と場所)→場所別(水の出所が違う)→落とす(表面だけ)→健康(医療機関の領域)→頼む判断(戻る・見えない・漏水)の順番で考えると、迷いません。このページは記事が増えるたびに更新します。

拭いても戻るカビ、臭うのに見えないカビは、検査から

MIST工法®カビバスターズ本部(株式会社せら、1995年設立)では、カビの種類と量を調べる検査と、原因の特定から処置までを行っています。

参考資料

  • 文部科学省「カビ対策マニュアル」基礎編・実践編・Q&A
  • 厚生労働省「建築物環境衛生管理基準」(相対湿度40〜70%・温度18〜28℃)
  • 東京都保健医療局「食品衛生の窓」カビQ&A
  • 環境再生保全機構「室内環境の整備」
  • 国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト IASR
  • 国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

※本記事は公的機関の公開情報にもとづく当サイト記事の案内ページであり、個々の住宅の状態や健康状態についての判断を保証するものではありません。当社は医療機関ではありません。症状に関する判断は医療機関にご相談ください。